不動産売却

【相続した方必見】空き家を売却する際に行うこと5選!

空き家を相続したが、使う予定もなくどうすればいいか迷っている。売却も考えているが、建物や家具をどうすればいいかわからない。

こんな悩みを持った方に、不動産売買の仕事を通じてたくさんお会いしてきました。

この記事はそんな悩みを持つ方の参考になるかと思います。

空き家を売却する際に行うこと

まずは、空き家を売却する際に行うことを解説していきます。

建物の解体

空き家がかなり古く、建物としてはもう使えない、もしくはリフォームや耐震工事にかなりの費用がかかると判断した場合は建物を解体する必要があります。

費用は基本的に売主様(空き家の所有者様)ですが、建物が建った現状のままでも買ってくれる場合もあります。そこは買主様との交渉次第になります。

空き家のある土地を売却していく場合、不動産会社が付き合いのある解体業者を紹介してくれることが多いです。

家具の片づけ・処分

解体業者にもよりますが、家具の処分のみであれば、建物解体時に一緒に処分してくれることもあります。※解体業者によって変わるので、依頼する前に確認すると良いでしょう。

しかし、建物の中に残っている物のなかには、思い出の品や貴重品など、処分したくないものもあるはずです。

その場合は、やはり解体の前にご自身で必要なものと不要なものを分ける必要があります。

他はすべて業者に依頼できますが、この分別作業はご自身でしかできないため、一番大変かと思います。

建物滅失登記

建物を解体したら、建物の登記を消さなければなりません。

登記が残っていると新しく家を建てる際に、その登記ができないため、次に土地を買って家を建てる方が登記できなくなってしまうからです。

建物登記を消す方法としては、司法書士に依頼するのが一般的です。

自分でも出来ないことはありませんが、手続きが面倒なので、司法書士に依頼することをおすすめします。

費用は建物1棟につき大体15,000円~30,000円程が相場です。

測量・境界確定

不動産売買では、隣地との境界に杭が入っていない、もしくは不明確な場合、測量をして隣地との境界を確定させることが一般的です。

これは測量士に依頼をして行うことになりますが、測量~境界確定までの期間としては約2ヶ月程かかります。

また、費用は土地の広さよって変わりますが、私の感覚では50坪の土地で300,000円前後はかかっている印象です。

越境の解消

最後は越境の解消です。

これは、土地の境界を越えて木が隣地へ入っていたり、逆に隣地からこちら側へ木の枝が入ってきているといったものです。

こちらから越境している場合は、木の枝を切ったりするだけで問題ないですが、隣地からの越境がある場合は、切ってもらうように隣地の方と話をする必要があります。

今回は木の枝を例にしておりますが、他にもブロック塀が境界線を越えて建てられている場合や、屋根が越境している場合などがあります。

越境はトラブルにもなりやすい問題ですので、売買をする場合は不動産業者に相談をするとよいでしょう。

売却をするにはどうすればよいのか

結論から言うと、不動産会社に売却の相談をすることがおすすめです。

理由を解説していきます。

手続きを一任できる

不動産売却について、不動産会社に仲介に入ってもらう、もしくは買い取ってもらうどちらの場合でも、先ほど挙げた売却に必要な手続き等を一任できます。

解体業者、司法書士、測量士の手配や、越境の解消について経験豊富なプロに任せることができます。

この手続きを自身で行うのはかなりの労力ですし、分からないことが多く時間もかかります。

また、越境の解消が上手くいかなかったり、登記関係の手続きが不完全なまま売買をしてしまうと問題になるということが理由の1つです。

正式な契約書を交わせる

不動産会社が作成した正式な契約書を買主様と交わして契約をすることができます。

この契約書には、「将来周辺環境が変化しても買主は異議申し立てをしないものとする」というような内容をいくつか記載することが多いです。

将来、契約当事者が亡くなって相続が起こった場合、契約当事者間でなくては分からない決め事や、当時の暗黙の了解があったら、相続した方の間でトラブルになる可能性もあります。

そのため、土地の売買をしたという事実のみではなく、「こういう条件で売買をしました」「将来こういうことが起こるかもしれませんが承知してください」というような条文が記載されています。

良い条件で買ってくれる方を探せる

もし今所有している空き家のある土地を買いたいという方がいても、その金額が適正かどうか分からないことが多いかと思います。

不動産業者であれば現在の相場から適正価格を教えてくれますし、仲介に入ることで、より良い条件で買ってくれる方を探してくれます。

不動産業者も売買金額が高いほうが仲介手数料が多くなるため、売主様との利害は一致します。

また、広告に出したくない等の様々な事情を考慮して販売活動、もしくは買取をしてくれるので、売却を考えている方は1度相談をしてみて下さい。

空き家で悩んでいる方へ

空き家は増え続けているため、それに比例して、相続はしたもののどうすればよいか悩んでいる方も増えています。

そのような悩みを解決できればと思い、空き家や不動産売却についての記事を他にも書いてあります。

興味がある記事があれば読んでみて下さい。

https://commu-life.com/2021/02/06/%e3%80%90%e7%a9%ba%e3%81%8d%e5%ae%b6%e5%af%be%e7%ad%96%e3%80%91%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e3%81%97%e3%81%9f%e7%a9%ba%e3%81%8d%e5%ae%b6%e3%82%92%e6%94%be%e7%bd%ae%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f%e3%80%8c5/

https://commu-life.com/2021/03/10/%e3%80%90%e7%a9%ba%e3%81%8d%e5%ae%b6%e5%af%be%e7%ad%96%e3%80%91%e7%a8%8e%e9%87%91%e3%81%8c%e3%82%bc%e3%83%ad%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e5%8f%af%e8%83%bd%e6%80%a7%ef%bc%81%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e3%81%97/